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子供との登山を楽しむ!大人と違う注意点とは

子供との登山は楽しいものです。しかし大人のような登山ができない子供には、親が万全のサポートをしてあげる必要があります。

子供と登山をするときには、大人だけの登山以上に注意しなければならないと考えるべきです。

1:子供と登山するときの注意点

休憩はこまめにとる

子供と登山をするときには、まず休憩について考えておくと良いでしょう。大人だけの登山よりもこまめな休憩が理想的です。

いつも元気に走り回っている、登山中もその元気は健在だ…と思っても、子供は限界まで動き続けるものです。

意識的に休憩のスパンを短くし、子供の体力回復に努めるのも注意点の1つです。

小学校低学年になれば、「疲れた」「トイレに行きたい」など、自発的に主張できる子供も多いものです。この主張も親にとって大切なものです。休憩の目安になります。

水分&エネルギー補給

大人でも大切な水分とエネルギーの補給ですが、子供にとっては更に重要な注意点です。特に水分は年齢が低いほど多量の補給が必要だとされています。

体重が大人の半分程度の子供でも、成人の3分の2の水分が求められます。

エネルギー補給も大人よりこまめに行います。子供は筋肉量が少なく、エネルギーを貯めておくことができないのです。

大人なら食べなくてもどうということのない数時間でも、子供はすぐに飢餓状態に陥ります。小さなおやつを用意して、登山中にこまめに食べさせると良いでしょう。

危険、難しい箇所は手助けする

子供に合わせた登山コースを選んでも、親から見て危険な場所、難しい箇所が出てくる可能性があります。

これは子供の成長や性格にもよりますので、事前に予想することが難しいこともあるでしょう。

難しいことをひとりでクリアさせるのも良い教育ですが、山では安全面を重視するべきです。

親から見て危険、難しいと判断した箇所では手を貸してあげるべきです。

また、親がそれほど危険ではないと思っても、子供が躊躇うような様子を見せたのであれば手を貸すと良いでしょう。

子供のモチベーションが上がり、家族での登山をより楽しむことに繋がります。

怪我や病気になってしまったらどうすればいい?

登山中に怪我をしたり体調を崩した場合には、まずは親が落ち着くことが大切です。応急処置ができるようであれば行います。

応急処置の方法が分からない、あるいは処置を終えたのなら、できるだけ体温を保つように温め、安静にさせます。

その場での回復が難しいほどの症状なら救助要請をも視野に入れるべきでしょう。スマホの電波が届くのなら救助要請を行います。

電波が届いていないのなら、まだ明るい時間帯であれば届く場所まで移動しても良いでしょう。暗くなっているときにはその場で待機し、明るくなってから行動します。

救助要請の際には救助隊に「この後どうすれば良いか」と質問します。山に慣れた救助隊の指示に従えば、子供のために適切な行動を取ることができます。

事前に子供の様子をチェックしておくことも重要な注意点です。とくに登山では高山病が心配です。

標高が高い山に登るときには子供の様子をこまめに見て、少しでもおかしな様子がないかどうかを確認するようにしましょう。

2:子供を登山に連れていくときの準備物は?

子供を登山に連れていくとき、大人とまったく同じものを準備するだけでは登山中に不足を感じるでしょう。

子供と行く登山ならではの装備やアイテムを準備する必要があります。

子供用の登山装備

トレッキングシューズ、レインウェア、登山用リュックはマストアイテムです。

最近では子供用登山アイテムも取り扱いが増えていますので、子供と一緒に買いに行くのも良い思い出になるでしょう。

トレッキングシューズ

ハイキング程度のコースでも、普通のスニーカーでは滑りやすい場所があり、思わぬ怪我に繋がることがあります。トレッキングシューズが役に立つでしょう。

新しいトレッキングシューズを購入したら、靴擦れができないように登山前に履き慣らしておくと効果的です。

ただ、しっかり舗装された道ならトレッキングシューズではなく履き慣れたスニーカーでも安全な場合もあります。事前の下調べで判断すると良いでしょう。

レインウェア

子供に限らず、これは登山で必須のアイテムです。突然の雨は急激に体温を奪い、行動に支障をきたします。大人よりも体力がない子供なら、さらに厳しい状況になることも考えられます。

風邪や低体温症に繋がる可能性も否定できないのです。

高価で本格的なものである必要はなく、普段使いのもので充分です。通学で使っているレインウェアでもしっかり対応できます。

また、レインウェアは寒さを感じた時に体温調整でも使えます。肌寒い時間になったら羽織らせる、休憩中のひざ掛けにするなど、持って行けば役に立つシーンが多いことでしょう。

登山用リュック

小さな子供には荷物を持たせない親も多いのですが、あればあったで便利なものです。

無理に重いものを入れなくても、小さなお菓子など負担にならないものを入れると良いでしょう。

登山用リュックは背中の防寒にもなります。転んだときにはクッションの役割を果たすことも期待できます。

クッションの役割を期待するなら、軽い着替えやハンカチを入れておくのも良い選択です。

また、坂を転げ落ちそうになったとき、親が咄嗟に掴んで難を逃れられることもあるのです。背負うだけのタイプより、ベルトなどで体に固定できるタイプならより安心です。

休憩時に食べるお菓子

休憩時に食べるお菓子は子供にとって良い思い出になるでしょう。それと同時に、エネルギー補給面でも大きな役割を果たします。すぐに口にできる飴や小さなチョコレートが便利です。

また、休憩時に楽しく食べさせるお菓子として、子供が好きなお菓子を持っていくのも良いでしょう。

「あのお菓子を次の休憩所で食べようね!」と言えば、子供のモチベーションアップにも繋がりやすいものです。同時にエネルギー補給もできるので、親としても安心です。

お菓子を食べるときには包み紙などの小さなごみにも気を配る必要があります。登山ではごみをすべて持ち帰るのがマナーです。

子供はうっかりごみを落としやすいので、親が気を付けて最終チェックをしましょう。

薬と救急用品

怪我や急病に備えて薬や救急用品を携行するのも大切です。持病がある場合には必要な薬を必ず持っていくようにしましょう

その他には痛み止めや一般的な応急薬が望ましいと考えられます。また、一般的な応急薬は大人のものが使えることも多いため、薬の説明書きをよく読んでおくと良いでしょう。

ただし痛み止めだけは子供用のものが良いと言う医者もいます。薬剤師と相談し、子供の年齢や体格に適した痛み止めを用意しておくと安心です。

怪我に対しては消毒液、絆創膏を携行すると良いでしょう。余裕があれば包帯を入れるのも良い選択です。

3:まとめ

子供との登山は大人だけの登山よりも多くの注意が必要です。登山ルートの選択や持ち物に気を配り、安全を重視した登山が望ましいでしょう。

大人のペースではなく、子供のペースで行動してあげることも大切です。

子供の体力の問題で、登山中に「もう嫌だ」と言うことも考えられます。

そんなときには無理にしかりつけたりせず、安全と健康を優先して、途中で引き返す決断をするのも親の役目です。

親子や家族で登山は楽しいものです。より楽しい思い出を作るためにも、ぜひ注意点を意識しておいてください。